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日本、香港、オランダの合作映画らしい。
それで納得。
この映画は邦画の範疇ではない。
海外から見えるトウキョウはあまりにも虚無である。
街と人が別離した世界、幻想都市。
背景が黄昏色で人々が瓦解しているさまが印象的である。
家族でありながら、あまりにも共有するものが少なかった。
その結果としての崩壊なんだろうな。
心が離れすぎている。
自分の中にいる他人がどれだけの割合を占めているか。
そこのバランスが崩れるからこうなる。
こうなることも間違いでは決して無いが。
やはりリストラされると家族には話せないものなのか?
自分は話せない人種だと思うが、話せる人種はおもったより少ないのかもしれない。
最大の父親としての義務。
それがシンプルだけに他に逃げることができないのだろうな。
難しいけど、自分にも起こりそうで怖い。
会社は冷酷であるだろうから。
点数は63点。
静かな映画の難しさ。
どこかで人を惹きつけないとその後が厳しい。
力は十分にあった。
作り方を少し変えれば名作かもしれない。
惜しい、以上。
伊坂幸太郎原作。
原作が半ば短編集のような作りをしているので、どうするのかと思った。
その結果、一編を取り出し膨らませたような内容。
空気系小説をどう映像化するかは見てて面白い。
原作の雰囲気は紙媒体だから表現可能なのであって、映像化は再構築の作業である。
どう噛み砕くか、どう組み立てるか。
それが新しいものであれ、原作を意識したものであれ何かが楽しくなる。
それでも映像化は簡単なものと難しいものがあると思う。
なぜこの作品を選んだのだろうか。
作家の名が売れてきて狙いどころだったのだろうか?
それ以外の理由がなかなか思い浮かばない。
点数は61点。
がんばったけど、難しいものは難しい。
それが素直な答え。
間違っても私だったらこの原作には手を出そうとは思わない。
それだけだが、これが明らかに一番大きな問題。
さすが鈴木おさむ。
テレビの匂いがプンプンするぜ。
エンタメ大作。
いや、大作というほどでもないか。
面白い。
シンプルに面白い。
その形。
不細工とハンサムの差を描く。
その結果、ハンサムの素晴らしさを教えられる。
見方によっては夢も希望も無い。
しかしエンタメ、治外法権。
点数は63点。
バカだけど最悪ではない映画。
最悪な映画ってのには魂が無いがこの作品はやる気満々である。
暇つぶしにどうですか?