食糧生産の実態を撮影したドキュメンタリ映画。
現実は、ベルトコンベアで流され完全にオートメーション化している現場、まさに工場である。
これを見せて命の扱い方などについて考えてもらい、さらに機械化された労働者から人間のあり方について見てもらいたかったのだろう、そう思う。
だが、農業生産に関係している私から見れば、このシステムこそ美である。
効率化の極みであり、さらなる進歩を遂げるのだろう。
生きていくために必要な食料をちまちまリアリティにこだわって生産していたのではお話になりません。
これは狩などをやめ、安定した食料を求めた人間の代替行為だ。
そこに何かしらの倫理とか関係ない。
とかそんなことを考えるチャンスをくれる良い映画。
点数は64点。
見てほしい、そこで何を思うかであなたの考え方を認識できるから。