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伊坂幸太郎原作。
原作が半ば短編集のような作りをしているので、どうするのかと思った。
その結果、一編を取り出し膨らませたような内容。
空気系小説をどう映像化するかは見てて面白い。
原作の雰囲気は紙媒体だから表現可能なのであって、映像化は再構築の作業である。
どう噛み砕くか、どう組み立てるか。
それが新しいものであれ、原作を意識したものであれ何かが楽しくなる。
それでも映像化は簡単なものと難しいものがあると思う。
なぜこの作品を選んだのだろうか。
作家の名が売れてきて狙いどころだったのだろうか?
それ以外の理由がなかなか思い浮かばない。
点数は61点。
がんばったけど、難しいものは難しい。
それが素直な答え。
間違っても私だったらこの原作には手を出そうとは思わない。
それだけだが、これが明らかに一番大きな問題。