まぁまぁ。
この作品のコンセプトはエンタメだからこのような昇華の仕方が正しいのだろう。

映画の束縛を強く受けた印象。
もともと分かるわけも無い内容を時間的にさらに荒削りのまま披露している。
だが、上手いエンタメ演出でごまかしているところがなかなかすごい。

結局、どうなの？って聞かれた場合の回答。

田口が女になって主演が竹内結子。
それがこの作品のすべて。
何をしたいのかがすべて詰まっている。
それをどのレベルで達成できているかといったらそれなり良いレベル。
エンタメ色に染まりましょう。

点数は64点。
流行を流行のままに映画化するとたいてい大惨事なのに、これはまずまず。
良くも悪くも2時間経ってしまった。

恋愛映画はかくあるべし。
というほどではないがいい映画。

個人的に恋愛ドラマには波がほしい。
しかし、恋愛映画には必ずしも波は必要でない。
そう考える人間である。
2時間程度でできることをやってほしい。
それをしっかりやってる映画。

だらだらしてるのは監督の手腕。
たまに微笑ましい顔を役者がするんだ。
そこがすきなんだ。

永作博美、松山ケンイチともに好演。
人の恋愛を見て楽しみましょう。

点数は67点。
いいじゃん、だらだら爽やか。
こんなカップルに憧れる。
イチャイチャしながらカップルに見てほしいな。
かなり好印象。
 

マジで、マジで。
原作レイプもいいところ。

人間椅子の素晴らしさは気持ち悪さなのに。
エロティック乱歩はいかんな。
安っぽい官能ものじゃんか。

こんな作品を作りたいのなら、人間椅子はいらない。
人間椅子がやりたいならこうはならない。
つまりこの作品の意義がわからん。
世の中摩訶不思議だなぁ。

点数は50点。
キャストも有名どころだけどミスマッチ。
しかもいびつ。
全体的に納得できない、しない。

なんかこの作品きっかけになって乱歩の小説ブーム来そうだわ。
本物はえぐいから。

マジックアワーです。
三谷作品の最新作。

基本的には有頂天ホテルの流れを汲んだつくり。
でもキャストとか変更点多いな。

出来としてはイマイチ。
面白いよ。
面白いんだけど、すべてが最初の設定でウケてる。
それ以外が不恰好なんだよね。
シナリオ構成が三谷にしては甘い。
完全に甘い。

試みとしては面白い部分が多いだけに残念です。
まぁ、作り手として新しさを求める姿勢は好きです。
しかし、スケールを小さくして原点回帰したほうがいいかも。

点数は64点。
こんなんじゃ次回作には期待できん。
がんばってほしいっす。

ちょべっとインモラル系。
それゆえに強調される純粋さ。
それがこの作品の売りであるだろう。

出来がいいです。
褒めちゃいます。

色彩が目立つ気もするし、無音がうまい気もする。
内容は激しく、演出は控えめなのか、それがいいバランス。
間の取り方が結構うまいしね。

蜷川幸雄監督ハイセンスだわー。
好きになりました。

点数は66点。
これは、あえてご年配の方に見てほしい作品。
伝わらないと思うが、伝わってほしい。
現代の若者はインパクト強いけど、ありのままの姿は普通なんです。