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何かに触れて、その感想がメインの日記
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タイトルどおりの作品。
裁判もののドキュメントです。

筆者が裁判所に通いつめて感じたことをただひたすらに書いていく作品です。
ですからテクストは非常に身近というか馴れ馴れしいです。
まさに自分用メモ。
それがリアルくささを演出してるんですが、ハリがないのも確か。

最近は裁判員制度などにより注目されている司法がテーマ。
読んだ感想としては、裁判って全然厳粛ではないですね。
人の人生が決まるのも慣れれば作業です。
これは仕方の無いことだけど、現実に知らされました。

そして、基本的な裁判の考え方も少し分かった気がする。
これは予想と違うことも多く興味深い。
まぁ、それだけ。

裁判について知りたいならもっと良い著書はいくらでもあるような気がする。
悪くは無いけど、決してオススメはしないかな。

膨張してみたくなったことだけは確かです。
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夏目漱石です。
過去にも読んだことありますが、いろいろあって読んでみました。

いやはや、脱帽ですね。
面白いです。
何のことは無い、不満たらたらの青年の話なのですが…。
この題材をフルに使うとこうなるんですね。

何に対しても不満を抱いてるようなよくある青年の心理描写がメインです。
その主人公が、曲がってるわけでもなく、まっすぐなわけでもなく、現代のボクから見ても等身大な人間なんです。
有名な書き出しがすべてを含んでいます。
嫌いな人間もいれば、好きな人間もいる。
そんな当たり前のことをぶつぶつと。
何でこんなにシンクロできるんだろうなぁ。
結局、底なしの文才ということになるんでしょうけど。
時代が違うのに、その情景がしっくりくるんですよね。

読んでいて、会話が少ないなぁとおもいました。
でも、それでも何の問題も無く面白かった。
会話でサクサクとテンポを軽快にしなくて全然面白いですね。

清という存在によって主人公の誠実さの部分が補われている。
そして、清が何もしてなくてもかなり前に出ている。
それは主人公が清のことを好きだから。
清と主人公の関係に非常に好感がもてました。
コンセプトは難しくない書き方講座です。
ですから、深い知識は求められないです。

そして、この本の特徴はプロットがたくさんのってるということ。
作者が過去に書いた作品ばかりで、知ってる人は楽しめて、知らない人はわけワカメです。
ボクは、知らないものばかりでした。

プロットの作り方が完全に一本立っているので、その他の表現技法とかは、ほぼノータッチ。
そして個人的にはプロットの作り方すら基本的過ぎて何も得られなかった。
今回、この本を手に取ったのは自分の進んでいる道が基本をどれだけ押さえてるのか知りたかったから。
その点においては、知ってる知識ばかりが書いてあったのは嬉しいことです。
基本を押さえていたというように取ることができるから。

こんな感じで、この本を読んだからといって向上するのは本当の初心者だけだと思われます。
どっちかっていうと、何か書いてみたい人に向けたきっかけ作りのように思います。

あまりオススメできるものではないけど「プロットって何?」レベルの人は読んでもいいかも。
何気に、新人賞募集要項一覧はおいしいですね。
これがあると、どこで何を募集してるかラノベに関してはわかる。
江國香織さんです。
童話とか絵本とかのような作品。
優しいですよ。

非常にメルヘンチックです。
主人公が、隙間という幻想に落ちてしまい、そこで体験する数々のこと。
女の子にお皿、男の子などと織り成す交流。
なんかかわいらしく、面白い女の子やお皿が気に入りました。
しっかりしているくせにお茶目です。
「だって、○○はこうするものでしょ」といったセリフが好きです。
主人公の現実と隙間の受け止め方がよい。
どちらも愛していて素直にそのままを受け止める。

序盤から中盤にかけては、この話はどこに向かうのだろうと心配になりましたが、後半では非常にきれいにまとまっていて良かったです。

こみねゆらさんの絵もボクが想像していた世界観を崩すことなく補うくらいビビッときた。
いい仕事してます。

ふとした時に何回も読み返したくなる作品。
これは非常にお勧めできます。
一時間程度の時間で読めますが、その間は読んでいる人もすきまに落ちてしまいます。
本気オススメです。
比率でいうと、ジョーク:政治が8:2くらいです。
各国の総理など、政治の主要な人物を揶揄している作品。
ブラックジョーク集ということになりましょうか。

この本から政治の中身はそれほど見えてはきませんが、簡単な立ち位置はわかると思います。
なんとなく興味を持てるんなら読んでみてもいいと思います。

欠点は、ギャグの構成がシンプル過ぎるところです。
同じようなものばかりで萎えてしまう。
また、まったく知識のないことだと、序盤の説明だけでははっきりしないところもある。
ここいらへんさえ直してもらえれば良いんですけどね。

政治について考えたい人が読む本ではありません。
ちょっとしたブラックジョークで暇つぶししたい人向けです。
ライトな作品なんで、なんとなくで手に取ってみればいいんではないかな?
どの国も滑稽でした。
要素だけ抽出するならどこも同じですね。
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