奈須きのこです。
この作家はFateの時点でくどいなぁと思ってた人だから期待しないで読んでみた。

開幕からして味があり、あぁやっぱりこれかと思ったのが最初。
そして読みにくい、読みにくいとおもってやめようかとも何度も思った。
しかし、慣れなのか書き方なのか途中からするすると読めるようになってしまい読了です。

結果としてFateよりはかなり好印象です。
少年漫画感がやばいですけどおもしろい。
他の作品ももう少し手を出してみようかとも思えました。

しかし、懸念されること。
たぶんこの人は同じことしか書けないだろうから飽きるでしょう。
ファンと言うほどはまっているわけでもないので、またこれかですむレベル。

いっそのこと、全く関係ないのを書いてほしいかも。
でもそしたら、文章力が仇になって読めたもんじゃないのかも。
難しいですね。

森博嗣のメフィスト賞受賞作。
最高です。
理系作家の本気です。

序盤の天才の会話でびびった。
思考が素晴らしい。
そして推理パートが始まる辺りから妙に読んでて面白くなって。
そしてラストは圧巻です。

いやぁ、この人は読者そのものに訴えかける文章を書きますね。
たまに思想的なものがあってそれも良いレベルです。

そしてS&Mコンビが人間的すぎる。
愛着の湧くキャラクターです。
天才なんだけど庶民的です。

このシリーズ以外にもスカイクロラシリーズも読んでてどちらも森ワールドを展開してるけど個人的にはこっちのほうが真骨頂かもしれない。
あまりに理系脳すぎるしね。
いやぁ、続き読みますよ

最近、この本のタイトルのようなことを思っていたら本屋で見つけてついつい手に取ってしまいました。

まぁ、思ってたことを言われていやな気がする人間はいない。
だから好意的です。

しかし、内容は期待以下ですね。
別に悪くないけどかなり基礎的な内容ばかり。
接続詞の使い方の基礎。
このときはこの言葉を使いましょうと言う感じ。
全部と言っていいくらい普通に知ってる内容なんです。

だからはっきり言って僕は文章が下手だと言う人にちょうどいい本。
結構、文章にはうるさいですとかいう小説好きには不要です。

個人的には、頭狂って志向の迷宮に入ることがあったら読みます。
それ以外は部屋のインテリアです。

宮部みゆきさんです。

この人の起と結はすばらしい。
日常からのいつの間にかの転落。
いつの間にか非日常。
そしてラストはいつの間にか日常。
あぁ、僕は何か夢を見ていたのかもしれないと思える。

そこがいいですね。
短編集です。
ですからよりこの作家さんのスタイルがわかります。
わかっていてもついつい読んでしまうな。
そこが魔力。
そして名作が多すぎる。
楽しい人生になりそうだ。

あと一年くらいは好きでいられるであろう作家。
好きでいたい作家。
月に一回はみゆきさんでいきます。

西尾維新です。

今回は短い。
300ページ切る。
そのためか短絡的です。
文章は2作目から引継ぎで面白い。
しかしシナリオがお粗末かな。
時間をかけないためか無理やり場面転換とかヒントとか置くからばればれです。
こいつ焦ってるなぁとしみじみ思います。
まぁ、内容が内容だけにページ数使うものでもないですけど。
ということで今作は及第点。
まぁ、セーフです。

次回は2冊で１作品です。
つまり長編です。
なんか期待してしまってる。
早く読みたいけどやること多いんで後で。

主人公がいいキャラしてるのが、毎作パワーアップしてるから期待で。