江國香織さんです。
童話とか絵本とかのような作品。
優しいですよ。
非常にメルヘンチックです。
主人公が、隙間という幻想に落ちてしまい、そこで体験する数々のこと。
女の子にお皿、男の子などと織り成す交流。
なんかかわいらしく、面白い女の子やお皿が気に入りました。
しっかりしているくせにお茶目です。
「だって、○○はこうするものでしょ」といったセリフが好きです。
主人公の現実と隙間の受け止め方がよい。
どちらも愛していて素直にそのままを受け止める。
序盤から中盤にかけては、この話はどこに向かうのだろうと心配になりましたが、後半では非常にきれいにまとまっていて良かったです。
こみねゆらさんの絵もボクが想像していた世界観を崩すことなく補うくらいビビッときた。
いい仕事してます。
ふとした時に何回も読み返したくなる作品。
これは非常にお勧めできます。
一時間程度の時間で読めますが、その間は読んでいる人もすきまに落ちてしまいます。
本気オススメです。
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