デスノート後編です。
これはこれで問題。

推理要素、トリックを目玉にしている割には後付けの設定が多すぎてお話にならない。
そして安いSFらしきものとか問題外。
そして最大の問題は話がすぎあっちに飛んでいく。
土台もくそもない話ですね。

なんで藤原達也はいつも少年役でこんなハズレ作品にしか出演できないのだろうとか思ってしまったり。
彼がかわいそうで仕方ない。
松山ケンイチはなかなかよいけど、ひどい役も多かった。

最後のほうはB級エンタメを見る感覚で見ればそれなり楽しめる。
それに気づけてよかった。

まぁ、トータル80億の興行収入とかありえない作品。
映画を見る日本人の質が問われます。
点数は60点。

色々言いたいことあるけど結局のところ、僕が普段見ている映画の視点で見ることが間違ってると言うことを知っているから何もいえない。
まぁ、こんな流れもたまにはあるべきなのかもしれない。
エンタメの王道にして極上はどこにある？

デスノート前編。
まぁ、ジャンプだし。
少年漫画くさくてそこはいい。

けど子供向けだからって適当でいいのとは話が違う。
シンプルであってはいいけど質が悪いのは間違い。
そう考えると間違い多すぎ。

まず、司法の介入する意義とか。
小学校2年生でもわかるようなことに大衆が先導されてるのがありえない。
こんなバカしかいないのかよ。

そして映画の作り甘すぎ。
特に開幕あたりは最低映画でしたね。

点数は60点。
悪いところはしっかり悪いけど魅力がないわけではない。
でも、ブーム起こせるだけの何かは何にも感じられない。
小学生しか対象にしていない作品。

クラッシュです。
2004年度のアカデミー作品賞受賞作。

ポール・ハギスのテーマは毎度のごとく明確でいいですね。
アメリカの問題の大きな部分は押さえていると思います。

それでこの作品のテーマは人種差別。
もう嫌になるくらいこの話。
僕たち日本人にはあまりなじみの無いテーマですね。
これで苦労している国は多いのは面倒でたまりません。
だってどうにもならないんですもの。
そんなことを思う。

内容はなかなか良かった。
しかし、最後のまとめの部分は今までの流れから乖離してしまっているように感じた。
そこがなければよい群像劇で収まったのでしょうけど。

点数は65点。
十分に見る価値はある。
人種のサラダボウルは最悪です。

ブレイブワンです。
ジョディ・フォスターは相変わらず魅力的だけど、それ以外に何もほめられるところの無い駄作。
アクションコーナーにあったけど絶対に違うと思います。
サスペンスのほうがあってる気がする。

まずシナリオが心が弱った女性がモラルを失う話。
だから仕方の無い部分がかなりあるのはわかるんだが、ストーリー性が無い。
突発イベントに踊らされるヒロインが売りなんだろうけど荒唐無稽すぎます。
はっきりいうとへたくそです。

それに女性向け作品なんで、さらにピンと来るところが少ない。
つまり面白くない。
それなのにかっこよく作ってしまうというこけっぷり。
文句しか出てこない作品の典型例です。
一応最後まで見たけど、かなり努力してみました。

しっかり駄作。
点数は53点。
例えジョディ・フォスターが好きでも見る価値は無い。

サッドヴァケイションです。
これセンスある。
センスに満ち溢れてる。

青山真治は天才なんじゃないでしょうか？
とか普通に思えるほどにすごい。

導入部はかなりきついけど、いつの間にかかなり面白くなってます。
かなり嫌になってしまうヒューマンドラマです。
だってイカレがいるし。
そのレベルがかなり逝ってるんで主人公の気持ちわかります。
音楽がすごくいいからなんなのか雰囲気やばい。
どんどんダウナー系です。

なんだろ、映画ファン向けだから一般には向かないかもしれないけどこれはレベル違うから名作だと思います。
点数は67点。
どうにも前半戦が足を引っ張ったんですよね。
それ以外は褒められたものです。
浅野忠信ってこれ系に強いなぁ。