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ダメ。
駄作です。

日本映画のダメなところが出すぎな作品。
なんというか、どうしようもない。

ダメだという予想が出来ている作品に突っ込むのはいけないですね。
地雷臭プンプンでしたけど、柴咲コウへの愛で見てしまった。

日本が壊滅するというありがちなシナリオだけど、そこはいいと思います。
沈没プログラムとか練ってある印象がある。
問題はそれ以外。

ダメな点。

一番気に入らなかったのは、正義の使い方。
個人レベルでは何を思い行動に移そうがいいんですよ。
しかし、国家を動かす人間が、直接的な行動のみを正義として、それ以外を悪とする。
それが気に入らない。
そんな、小学生みたいな正義で日本を動かされちゃたまりません。

個人と、国家という2つのスケールが共存するのはいいけど、それがお互いに殺しあってた。
取ってつけたような話はやめて欲しいです。

そして主人公である草なぎくんの演技力の無さ。
もうどうしようもありません。
俳優は向かないと思います。

それ以外にもいろいろありますが、とにかく殺しまくり。
内容を生かすならもっとやるべきことがごまんとあったと思う。

内面の描写に比重を置いて、設定を殺す傾向がある日本映画で、内面すら生きていないのは問題外。
最後の盛り上がりとかわかるけど、そこで心にこみ上げてくるものがあるかといえば、それは過程が生み出すものです。

点数は50点。
映画としての体裁は整えている。
それでもかなり不満が残ります。
久々に見てて嫌気が差した。
これがランキング上位にいるのが意味分からん。
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