タイトルどおりの作品。
しかし、三谷作品としては佳作。

テーマは笑い。
そりゃ毎回だ。
しかし、この作品には舞台装置がない。
三谷の武器である人間ごっちゃコメディがない。

非常に古典的な笑いについて追求した教科書的作品。
面白いけど、笑えるけど、これじゃいやだ。
三谷幸喜はもっとすごいんです。

変に意識しないで見れば良作かな。
しかし、三谷ファンは泣くかも。
タレントがすごいと期待が高まりハードルあがる。
がんばれ。
点数は65点で。

スリーピー・ホロウです。
ジョニーデップ主演。

コーナー的にはホラーだったけれども、中身を見てみると場面によってはコメディタッチだし、推理したり、アクションだったりラブストーリーだったりします。
ひっちゃかめっちゃかしています。
じゃあ何なのよ？って聞かれたならば、
御伽噺です！！
と言った具合に胸を張って宣言してしまう。
よくわかんない作品だなぁ。

まぁ、それなりには楽しめた。
エネルギー使って文句言うほどの何かも浮かんでこないそれなり良作。
点数は63点。
ジョニデが好きならどうぞ。

ひたすらに雰囲気重視。
人間関係は悲痛であることとした部分を攻めてきます。
仕方ないがつかみが弱かったかな。

これ見て思ったのは、手のかかる女は嫌いです。
こんな嫁は要らない、願い下げです。

作品の撮り方としては陰の当て方、鏡の使い方などに凝っていたのはよかった。
そして間が長い。
ということでそれなりの感性と個性があるのでしょうか。

点数は62点。
あまり好きでないかもしれない。
とかはっきり言ってしまった後も、見所があることは認める。
そんな手のかかる面倒な作品。

キャストがやばい豪華。
日本推理物の中でも飛びぬけ有名のこの作品。


推理ものなんて基本的には作り方決まってるから、それ程楽しめるのだろうかなんて思っていた。
好きだけど他との差異の付け方が疑問だった。

しかし、これはいい。
圧倒的な情報量。
登場人物多くて、そのくせにテンポもいい。
普通に楽しめながら考える暇を与えないくらいの微妙なラインを爆走します。
まぁ、表現不足な部分もかなり見られるかと思いますが、そこは引き出し方の難しさ。
ある程度忠実ではあったと思うので許せます。

点数は67点。
けっこう良いと言えます。
安定感を見ましょう。

いいですね。
国について本気で考えよう映画。

この作品のテロリストの思想はなかなかしっかりしてると思う。
他の作品ではただの悪役に成り下がってるが、これは違う。
素直にそのあり方を肯定できる要素も見られる。
さすが、書ける作家が書けばこうなりますよね。

しかし、シナリオとかは好きになれない。
かなりご都合主義である。
そしてヒロインとか意味分からん。
ここらへんが少年誌っぽ過ぎる。
テーマがしっかりしてるんだから、こっちも重量感がほしかった。

点数は６４点。
戦争好きを対象として作られた感がやばい。
一般人見ても楽しめないよ。
なんか面倒だったねっていわれそう。
僕は好きです。
愛国心もないくせに、国と人間について説く映画が嫌いだから。
何もなしに戦争批判する映画が嫌いだから。
その点においていいんではないでしょうか？