ハートフル家族ドラマ。
血のつながった家族の葛藤と成長。
主役宮崎あおい、大竹しのぶというなかなかにヒューマンドラマ向きのキャストだ。
特に宮崎あおいはぐちゃぐちゃに泣ける女優だから必須。
あと桐谷健太。
こいつ最近よく見るけど、明るい人間を演じさせたら天下一品。
それでいてナイーブな表現にも精通している。
ワイルドな顔も伴って伸びるね。
それで内容について。
なんで死というトリガーを絡めないとうまく表現できないのかね。
ミステリー小説愛好家だから、簡単に大きなきっかけとして死が使われるのには慣れている。
だが、それなしにきっかけが作れないのは問題だ。
そこら辺をクリアできる映画が作れれば、新しい映画の方法を確立できるのだろう。
そしてまた使い古される。
その繰り返しだ。
それでいい。
だけど、映画が面白ければ面白いほど、死に頼り切った作が気になる
点数は66点。
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