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これは、私の中での最高レベル作品です。
恋は盲目ということで、これからべた褒めします。

26話構成となっていて一話完結がメインとなりながらも笑い男事件に取り組む。
一話ごとに明確なテーマ性をもっているのが特徴かな。
主に近未来の世界設定において発生しうる問題とか、社会システムとかについて人間ロマンを織り交ぜながら。
それを短い時間にまとめてるから情報量が多いっす。
だから何回見ても面白いって思ってしまう。

このアニメの何が良いってキャラと世界観です。
哀愁がにじみ出てます。
ロボットが出回り、電脳化や義体化してしまってますが、だからこそ、そこに生きる人間らしさというか、感情についての表現は素晴らしいと思います。

ということ。攻殻の印象を端的にまとめたらこんな感じ。
ボクはこのアニメ大好きだし、どんどん蛇足が増えてくだけなんで、これ以上は書かない。
従って、以下は考察。


このアニメは人の心情表現に力が入ってると思う。
それで、終盤でのあの話題。
人は何を思い、何を信念として、何を、どう為すか?
いろいろなものが並列化され、個を見失いかけてしまった人々。
そこで、伝説的なハッキング技術という力を持った、若い魂の暴走。
その姿を望んでいた社会。
面白いっすね。

このアニメのキャラは深いです。
特にメインで活躍する少佐、課長、トグサ、バトー、タチコマ、笑い男はそれぞれが単体でも攻殻の世界を描ける力をもっている。
しかし、立場や過去の記憶、性格などによりそれぞれの見える世界は違う。
だから、それらが交差して立体的に世界が見える。

笑い男は若くて直情的な人間。
だが、そんな人は数多くいる。
それがあそこまでの影響力を誇った理由は力です。
やりたいことをやるには力が必要なんですね。
気持ちでどうにかなるなんて欺瞞、負け犬の言い訳。
感情だけで動いてしまうと、対人間の場合は分かり易すぎる構造ゆえに簡単に利用される。
しかし、自分が満足し、他人にも美しい理想とされるのは、感情的なモノ。

攻殻の犯人は二極化されていて、生き延びる人間は複雑な戦略を持った策士。
やられる人間は理想を振りかざし、猪突猛進な人間。
故に、本心を見せずに計画的に張り巡らされた政治や経済システムは汚く描かれてる。
だから笑い男やトグサの視点が基本となっていて、このアニメで大きな比重をもってるんですね。
でも、課長にも表されるように理想を叶えるには知略が必要。
相手の一手先を読める人間のみが何かを守れるし正義を実現できる。
汚く見える人間にだって理想や正義は存在する。
ただ、そこにアプローチする方法が単純ではなく見えにくいだけ。
つまり、自分の満足いく方法で、信念を貫くことはある程度できるわけです。
しかし、それはお互いに思うこと。
相手が出来て対立するのならば「曲がらねば世は渡れず、正しきものに安らかな眠りを」というのも真実の一部。
がむしゃらに突っ込む美徳もありますが、システムを深く理解しそのルールに従った方法にも美徳はあるということ。
恐らくスポットの当たり方の違いで見えにくいだけで、全ての人間は主人公であり、ヒーローなんですね。
価値観なんてものは人それぞれ。
作りあげたい未来も無数にある。
それが個なんですね。
個というものは情報を基に作り上げる。
だから、情報は大事なもの。
操作されれば人も作られるのか?
だが、情報から産まれるモノも人それぞれ。
基の個が情報を受け取るので、解釈もそれぞれ。
こう考えると、人間の自我の確立は操作できないものかも。
何がどのようになるかは無限の可能性があるのかも。
自分の思うままに生きる、またはある程度の制約をうけて生きる、その過程によって自分のなかにあるものが外側に出てきたものが自分なんですかね。

自分の周りの世界に可能性を見出すか、絶望するか。
同じものからでも可能性は無限に広がるものなのかも知れない。

これまでの考えとは矛盾していることは明らかだけど、いい美学や浪漫が詰まってるアニメですね。
DVD-BOX買おうと思える稀有な作品です。
どうしようかな?
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