ベンジャミン・バトン 数奇な人生
デヴィット・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演のコンビ。
167分もの長丁場だが、見ることができる映画。
それはアカデミーでも美術、視覚効果、メイクアップで小をとることが出来た映像の完成度がいいから。
よく見せてくれる、そこには感心した。
この映画は悪くない。
大風呂敷を広げた割りに、それに負けない出来栄え。
しかし、個人的に名作ではない。
それは掴みが弱いからである。
けっこうまったりした話だ、それだけに最初から視聴者の心を掴む衝撃。
それが無かった。
そしてもうひとつ。
実際問題の設定。
この話、つまりこの映画で伝えたかったことがここまで奇抜な設定じゃなくても良かったような気がする。
別に破綻しているわけじゃないが、変に大風呂敷広げたがったような気がしてならない。
点数は64点。
尻上がりで面白くなる作品。
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