テーマは自閉症ですね。
物語としての起伏は小さい印象ですが、非常にいい映画です。
まず一言。
ダスティンホフマンの演技は賞賛に値します。
この作品を最高に演出してます。
トムクルーズの演じるチャーリーにしろ、出来すぎです。
主人公二人の描写が素晴らしい。
この物語は二人の見たもの、感じたものを丁寧に描くことによって表現されてます。
自閉症という病気を描いた作品としてこれをボクは評価します。
病気を描くのは大変ですけど、がんばってます。
社会の認識や本人の現状にしろいいと思います。
自閉症は、難しいです。
知能はあるんです、無いものは社会性や人間の認識力。
そこ以外は健常者。
そして、人間性という言葉に代表されるように、私たち人間に求められているものはそこだったりします。
実際の人間の中身ではなく、表層のコミュニケーション能力によって評価される。
それは、仕方ないことですけど、それによって迫害されてます。
人間としての能力は皆、欠けてる部分があって平均化すればあまり変わらないと思うのに、この社会的には病気として扱われます。
皆、接しにくいし、いろいろ思うことは仕方ないですけど、引っ掛かりを覚えることは確かです。
このようにいろいろ考えることの出来る映画です。
点数は69点。
非常に良かった。
映画はこういったことも出来るから素晴らしい。
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