今回もスタンドアローンコンプレックスです。
ですから、評価も前作と被るところが多数です。
だから端的に違いから見てみようと思います。
今回は、殆どの話が個別の11人、そして難民問題に当てられています。
ですから掘り下げ深い印象があります。
だから独立したエピソードが少ない。
蛇足の部分がないので長所でも短所でもあると思いますが…。
個人的には中立な立場ですね。
そして前回では社会構造のグレーゾーンを描き、善悪の判断ができないような状況を楽しませてもらいましたが今回は、明らかにヒーローであるクゼと悪であるゴーダと言う感じになっています。
ですから分かりやすく、エンタ性が高いと思われます。
でも個人的に言えばグレーな部分が好きなんでそこは好きではないけど。
でも悪いと言ったわけではないんで問題ないんではないですかね。
これが大まかな違いです。
なんか難民問題をテーマにしているのに、微妙にですが色々ぶれている印象がありました。
描きたいものが枝分かれしすぎて根幹となる部分の揺らぎと言うものを感じた。
まとまっているようでまとまってないような作品。
でもラストのほうの流れとか好きです。
特にタチコマのラストは悶絶してしまいました。
みんなに愛されなんだなぁと。
劇中の言葉を使えばゴーストの描き方が好きでした。
9課が追い込まれる場面ばかりだったんで、弱さを存分に堪能しました。
クゼもゴーダも力は持っているが、その本質に迫ったときは人間の弱い部分などがあるのも良かった。
特にゴーダなんて、強がっていますが、どうしようもない人間だったし。
そこに愛が湧きましたけどね。
まぁ、あと強烈な印象と言えば一つ。
茅葺さんのかわいさは神がかりです。
久々に本気で惚れました。
広告塔だろうとなんだろうと、彼女意外に内閣なんて勤まりません。
マジです、世迷言です。
結局のところ、テレビ版1作目と甲乙付けがたいレベルがあると思います。
若干、前作のほうが好きですが…。
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