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ほしのこえ

新海誠は「はるおと」のムービーで知っていたんで観て見た次第。
映画ですね。

まぁ、セカイ系っすね。
この単語で表現した時点で幅はかなり狭まってると思うんですけどね。
何ぼ良くても悪くてもセカイ系ってそうですよね。

男の子と女の子の淡い恋心らしきものを、世界、宇宙、ロボなどで壮大に脚色したもの。

テーマは物理的にも精神的にも離れていく距離かな?
元から好きなのかは分からない。
けど離れていくし、好きだったのかも知れないという思いとか、心の拠り所が欲しいとか、自分に酔うだとかいうごった煮の結果に好きになっていく。
恋なんてこんなもんでしょ。
じゃなきゃ好きという感情が発生する土壌は築かれませんからね。
メンタル弱い人間たちを見るのはなんで心に響くんでしょうね?

結果的には、諦めとか割りきりとかも含まれて、でもなお捨てきれない思い。
よろしいっすね。
変化してるようで何も変わってないもかもとかいう状況。
死ぬまでそうしてるから面白いんでしょう。

個人的なベストシーンは女が男に会えない境遇を恨んでいるときに、自分はロボで花を踏み潰している。
狙いまくりだったけど、見事ヒットしてしまいました。
皮肉なもんですよね。

「彼女と彼女の猫」も面白かったし。

というか殆ど一人で作業をこなしたことに脱帽。
いやいや、無理だって。
素直に尊敬する。
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