邦題に直すと「風と共に去りぬ」です。
古典的文芸の傑作です。
本当に傑作。
四時間弱にも及ぶ大作ですが、飽きるどころかどんどんのめり込んでいってしまいます。
スカーレットの半生を描いていますが、そこに絡んでくるのはレットバトラーです。
わがままで、自由奔放で、芯がしっかりしていて、プライドが高いスカーレット。
他人から恨みを買ったり、嫌われたりと自業自得ですが大変な人生を歩みます。
しかし、行動力が異常に高いのでほしいものだけは守りきる姿は美しかった。
そしてレットバトラー。
スカーレットを愛してしまったがばかりに、盲目の愛を注ぎ続けます。
その姿は、紳士的でありつつも、感情的で人間的な部分があり好感が持てます。
この愛の果ては、きれいではありませんが、美しいと思ってしまいました。
古典映画の少ない描写で深い人間模様を描く技術は非常に秀逸です。
そして音楽や、演出にしても良い。
なかなかコメディックな感じで笑えるところもあり、完成度は高いです。
点数は72点。
時代を超えて愛されるべき作品。
ミッチェルの世界に触れましょう。
古典には、現代映画の感覚を完全に壊す破壊力があります。
非常によろしい作品です
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