バベルです。
こんな恐れ多いタイトルを付けた作品だが、全く名前負けしていない。
それどころか、タイトルどおりのテーマをしっかりと表現できた名作。
いや、傑作であろう。
これは、言語または国のようなもので断絶させられた人間のお話。
完全に視聴者は傍観者視点で目の前にある群像劇を見せられる。
それがどの話もとまでは言えないが、素晴らしい。
人間には絶対的な壁があり、それを超えられるのか、超えられないのか?
そこは自分の中で作り上げるものなのであろう。
素晴らしいキャストと音楽、映像全てが上質だった。
恐れ多いテーマを表現するのに不足は無かった。
日本人視点で言えば菊池凛子は素晴らしい。
これは確かに評価される。
点数は71点。
アカデミー賞のときに話題性があったが、それとは関係無しに良くできてるので見てほしい。
これほど芸術的アプローチで純粋に作られた作品はあまり無いように思える。
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