劇団ひとり原作の映画。
芸人だからとか言うのそんな好きじゃないけど、芸人にしては面白い。
群像劇なんて作るの面倒なのに良く粘った。
過去の名作群像劇に比べればそんなすごくないけど、それなりの出来ではある。
この作品のシナリオ構成の弱点は群像劇にしてはキャラクターの絡みが薄い。
しかも比重ばらけてるにしては、いいとこない。
あと後半戦の間延びが異常。
作り安っぽくなってそこの尺が長いのは如何なものか。
それで映画の作りとしてはかなり素晴らしい。
細かいところにしっかり手が行き届いてます。
平川雄一朗監督を十分に生かす内容。
いやぁ、さわやか系黄昏感がよい。
キャストも良かった。
宮崎あおいとかはこんなに演技力あるの?ってくらいのレベル。
好きになりそうだ。
それ以外に岡田君とかもいつもより割り増しの演技が出来てる人が多いと言う印象。
点数は66点。
後半戦のつまらなさが無ければかなり良い作品だっただけにもったいない。
崩壊する人間関係とそこから生まれるまがい物の温かさに乾杯。
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