森博嗣のメフィスト賞受賞作。
最高です。
理系作家の本気です。

序盤の天才の会話でびびった。
思考が素晴らしい。
そして推理パートが始まる辺りから妙に読んでて面白くなって。
そしてラストは圧巻です。

いやぁ、この人は読者そのものに訴えかける文章を書きますね。
たまに思想的なものがあってそれも良いレベルです。

そしてS&Mコンビが人間的すぎる。
愛着の湧くキャラクターです。
天才なんだけど庶民的です。

このシリーズ以外にもスカイクロラシリーズも読んでてどちらも森ワールドを展開してるけど個人的にはこっちのほうが真骨頂かもしれない。
あまりに理系脳すぎるしね。
いやぁ、続き読みますよ

ジブリの中でも飛びぬけて人気のないであろう作品。
僕も以前に何回か挑戦したが寝なかったことがない。

しかし、この映画は素晴らしい。
これを理解できる人はある程度大人でノスタルジィ、ノスタルジーを理解する人である。
なんで今までは寝てしまっていたのかわからない。

田舎と思いで、そしてわずかばかりの未来で構成されている作品。
そこにあるのは郷愁です。
ばっちり作品と合う世代の人間なら間違いなく、その10年先の世代までカバーしている。
いやぁ、素晴らしい。
自分が弱くなってしまったことを感じてしまう。
田舎と思い出に勝てるものなんてないのかもしれない。

それでいて正しい農業、田舎、自然観をもっているというのもすごい。
この時代の映画監督って概ね正しい自然観をもって田舎を描いてる。
それって素晴らしいこと。
幻想としての田舎なんてなくなってしまえ。

まぁ、なんというか前のめりに生きている人間ではなく、今立ち止まっている人に向けている映画。
はっきりいって年寄りは見なければいけません。
あなたの中の自然の姿を確認してください。

とにかくみんなにみてほしいジブリアニメ。
高畑勲監督ありがとう。

ひょっこりひょうたん島はバイブルです。
あぁ、懐かしい。

MEN IN BLACKです。
メンインブラックです。
コメディ、エンタメ的なSFアクションの代表格。
これを超える作品はなかなかないだろう。

ということでスピルバーグ恐るべし。
またおまえなのか。
最強すぎますね。

そしてトミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミスのアホコンビも出来がいい。
ちょうど良く何でもできる役者ですね。

何がなくてもほほえましく見れる映画。
それって時代補正すごいし、公平な見方じゃないかも知れんけどいいじゃない。
普通に気にならずに面白いんだから。

点数は66点。
短いからこそこのスピード感が出てます。
２もみるんだよ、今すぐに。

デスノート後編です。
これはこれで問題。

推理要素、トリックを目玉にしている割には後付けの設定が多すぎてお話にならない。
そして安いSFらしきものとか問題外。
そして最大の問題は話がすぎあっちに飛んでいく。
土台もくそもない話ですね。

なんで藤原達也はいつも少年役でこんなハズレ作品にしか出演できないのだろうとか思ってしまったり。
彼がかわいそうで仕方ない。
松山ケンイチはなかなかよいけど、ひどい役も多かった。

最後のほうはB級エンタメを見る感覚で見ればそれなり楽しめる。
それに気づけてよかった。

まぁ、トータル80億の興行収入とかありえない作品。
映画を見る日本人の質が問われます。
点数は60点。

色々言いたいことあるけど結局のところ、僕が普段見ている映画の視点で見ることが間違ってると言うことを知っているから何もいえない。
まぁ、こんな流れもたまにはあるべきなのかもしれない。
エンタメの王道にして極上はどこにある？

デスノート前編。
まぁ、ジャンプだし。
少年漫画くさくてそこはいい。

けど子供向けだからって適当でいいのとは話が違う。
シンプルであってはいいけど質が悪いのは間違い。
そう考えると間違い多すぎ。

まず、司法の介入する意義とか。
小学校2年生でもわかるようなことに大衆が先導されてるのがありえない。
こんなバカしかいないのかよ。

そして映画の作り甘すぎ。
特に開幕あたりは最低映画でしたね。

点数は60点。
悪いところはしっかり悪いけど魅力がないわけではない。
でも、ブーム起こせるだけの何かは何にも感じられない。
小学生しか対象にしていない作品。