見てたらなんか面白いなぁって思ってそれが最後まで続いた稀有な例。
後から調べてみたらかなり評価を獲得してますよね。
邦サスとか作業的に見てるからアタリ来るとか久々です。
これはしっかり面白いです。
内容は、今まで社会的に成功しダサいけど良い兄と思ってた兄がある転機により、異常性が見えてきてって感じ。
まぁ、なんというか香川照之さんが素晴らしいです。
この兄貴いかれてるのか、どういかれてるのか、果たして何なのか?
微妙につかませない演技が素晴らしすぎる。
素敵すぎる。
半端に群像劇になっているし、人間描写がいいですね。
主人公の劣等感と優越感のあぶりだし方なんて絶品です。
最終的な大落ちの部分も個人的には許容できます。
めちゃくちゃでも人間の認識の原点って感じでしたし。
点数は66点。
邦画なんていいのないよって思ってる人に特にオススメです。
邦画らしさもしっかり生かせば十分に戦えます。
古典じゃなくてもしっかり作ればいける。
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