僕シリーズ第1弾。
橋部敦子さんの出世作らしい。
ぼくはこの話が好きだ。
病気ものってそれなりメジャーなテーマだが、そこに焦点を当てている作品は少ない。
だいたい、家族とのふれあいを通して、より広義の美談となっている。
しかし本作は、病気を告知され、納得できずに荒れ、生きる目標を見つけるんだけどもすぐに見失い、それでも死ぬまでは善く生きていたいから葛藤する。
その変化のありように深みを感じることが出来る。
そしてサブテーマである生徒教育、家族や好きな女性とのふれあいなども自然に描かれている。
草彅剛はよくやった、矢田亜希子はかわいい。
うん、すばらしい。
若干、変な思想誘導があるけれどもそこは見ないふりをするしかない。
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