クローサーです。
ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、クライヴ・オーウェンです。
なんとも豪華なキャストですね。
そして作品もそれに負けてない。

恋愛映画は形式的な美談が多いです。
しかし、この映画は二組のカップルがグチャグチャするシーンしかありません。
まさにドラマ的ですね。
しかし、洗練されてる感じは間違いなく映画の作りです。
ハイブリッドでしょうか。

とにかくキャラクターが変な魅力を持っているのでそこに惹きつけられる。
そしたらこの恋愛模様も面白くなるわけで。
よく出来てる作品だと思います。

点数は65点。
あっさりしてるから評価低めかもしれないけどかなり好きな作品。
年食ったナタリー・ポートマンがいいんですよね。
そしてジュリア・ロバーツの歴史もうかがえる。

よしもとばなな原作です。

独特の雰囲気のヒューマンドラマ。
そこがセールスポイントですね。
しかし、そこが気に入らなかった。
どうしてもペラペラな感じがしたし、テンポも悪い。

そして鈴木京香がアルゼンチンババアなのは配役ミスじゃないだろうか。
悪くは無いんだが、もっとはまりそうな女優がたくさんいるだろうに。
なんとなくだが納得できない。

感動のしどころなのはわかるが、それまでに築いてきたものが陳腐ゆえに駄目になってる。
この作品が好きな人はいるんだろうか？
自分的ベスト映画ランクを付けるならばこの作品を上位に入れる人はいないのではないか？
それほどにどの客層にも中途半端な印象を与えそうな作品。

点数は59点。
悪くは無いがどうにも早く終われと思ってしまった。
終わったときに安心してしまった作品。

少し前にはやった、リリー・フランキーの小説をメディア化した作品群のひとつ。
話は大体知っていましたが楽しめました。

感動モノの映画をみてもそれ程心が動かない僕にとってはこれは感動したほうです。
オダギリジョーはもちろんのこと樹木希林が素晴らしく良かった。
闘病のシーンや日常のシーンなどドレも評価できます。
その脇を固める役者も大体がいい。

ゆっくりした雰囲気を楽しむ映画だがこのスローな感じも効果的だったし。
他の作品よりも明らかにゆったりしてました。
それでいて主人公の半生を振り返るから時間がかかる。
しかし、抽出している場面もよいから文句なし。

ヒット作は娯楽に特化した結果、それ以外が弱すぎることが間々あるがこれは違う。
しっかりしてるなぁと。
本気だなぁと。

点数は66点。
しっかりしたヒューマンドラマが見たい方へ。
昨今の邦画の中ではたいしたもの。
オススメですね。

西尾維新です。

今回は短い。
300ページ切る。
そのためか短絡的です。
文章は2作目から引継ぎで面白い。
しかしシナリオがお粗末かな。
時間をかけないためか無理やり場面転換とかヒントとか置くからばればれです。
こいつ焦ってるなぁとしみじみ思います。
まぁ、内容が内容だけにページ数使うものでもないですけど。
ということで今作は及第点。
まぁ、セーフです。

次回は2冊で１作品です。
つまり長編です。
なんか期待してしまってる。
早く読みたいけどやること多いんで後で。

主人公がいいキャラしてるのが、毎作パワーアップしてるから期待で。

パイレーツオブカリビアンのデッドマンズ・チェスト。
言ってしまえば二作目。

今回もわかりやすい。
前作よりかなりコメディになってます。
特にジョニー・デップの演技が…。
よくこんなに面白く動けるものです。

シナリオは唯一明確に駄目になった。
つなぎだから仕方ないとはいえ、これはない。
とにかくでっかいイベントが乱発しすぎて何がなにやらわからなくなる。
どんな話だったか後から聞かれてもわからない。
まぁ、この作品には不要か…。

そして音楽。
音楽素晴らしい。
毎度の事ながら感嘆の声が漏れてしまいます。
そこだけはマジいい作品です。

点数は64点。
3作目も見てしまいます。