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原作は太宰治の小説。
今回はそれの映画化作品を見た。

古典を再現するというのはとても難しいこと。
現代で作るんだから古臭くてはいけない、しかし現代版を作るとなると古典のよさが台無しになってしまう可能性大。
このどうしようもない状況で作るクリエイターたちは何かしらの自信があって臨んでいるのだろう。
しかし、あらかた駄目になってしまうことが多い。

だけど、これは違う。
けっこう成功例です。

新しいことをやったほうがいい。
だけど、原作の美観を保てればいい。
つまり原作への愛と追求が大事。
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読子・リードマン以外は空気。
特にドレイクの空気加減は奇跡。

当たり前に面白いアニメ。
音楽、シナリオ、キャラ(この場合は主人公)等々、完成度が高い。
結構王道を有効活用しています。

約30分、3話完結という超短編とは思えない話の深み。
メディアミックス前提作品なのに単体で出来ている。
どうしよう、TV版も見るわ。

ここまでのものは期待できないけど、楽しそうだ。
どうしよう、これで期待を裏切られ続けたからね。
予想できるんだわ、期待できるかどうか。
とりあえず、OVAは見ておいて損は無い。
平均的な2時間アニメなんかより相当面白い。

個人的な感性だと、本読みの女の子はかわいい。
文学少女シリーズの遠子先輩とか、読子とか。
奇抜な割りに、おしとやかに見える、そこがいいのかもしれない。

オリジナルなビジュアルとアニメーションです。
原作のファンディスクとして成立してます。

なにかと気になる日常パートを上手く見せてくれている。
ダラダラした日常最高ですね。
これがこのアニメの本文です。

でも何より面白いのは、特典映像。
白石みのるです。
ていうか白石、アニメ食うくらい面白いな、。
酷いね、この扱い。幸せそうだ。
特典映像だけで満足。
この作品のテーマは代行。
誰かの代わりとなっていたり、誰かを誰かの代わりにしたり。
世の中往々にしてあることあろう。
人間のすわりのいい位置ってのはあると思うし、それが欠けることもある。
仕事で言えば、自分に何かあったときに代わりが利かないような仕事の仕方はあまりよくないと思うし。
友情で言えば、中のよい友人と離れ離れになったら、近くに誰か新しい人間を置くこともあるだろう。

その面を敢えて非情にもピックアップしたのが本作。
誰かの代わりになるのが嫌な主人公が際立ってる。
誰かの代わりにばかり生かされてしまい、自分の存在意義を疑う。
結局は、代用が利かない自分になれないことへのコンプレックスのようにも受け取れる。
意固地になって何者でもなくなって、そこに何が見えるのか?
あいまい薄ぼんやりだけども、じわっとくる作りが上手い。

藤真美穂、山田辰夫、円城寺あやと際立つ役者陣。
最高です。
名言集的なものもかなり臨場感ありで感じられる。

点数は68点。
100分未満の短時間映画ながらも、内容の濃さが深炒り。
けっこうお気に入りです。

期待していただけに物足りないっす。
細田守監督と聞いて、時を書ける少女の実績があるからね。

なんとなくSFだし。
テーマ似通ってるし。
もっと面白くなると思ったんだけどなー。

何が気に入らないか。
テーマそのものです。
小さな家族単位の絆や愛がセカイと結びつく。
いや、わかるけどね。
ありだと思うけどね。
取り扱い方がイヤだった。
完全に自分たち無敵系の厨二病丸出し。
結局、平民層をターゲットにして擦り寄ってきたのに、ぜんぜん遠いよバカって感じ。
遠い世界の夢のお話。
大人はテンション下がる。
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