中島 哲也のセンスはかなりのものです。
下妻にせよ本作にせよ。
ちょっと期待できる監督ですね。
かなりコミカル。
ミュージカル風ともいえる歌と踊りにより、独特の軽快なテンポがウリです。
これが抜群にいい。
そのせいで中盤以降はだれてしまいますけど、それでも褒められたもの。
この喜劇は、平坦な作風だとかなり笑えない。
それを笑えるクオリティはさすが。
宙ぶらりんになった気持ちがやるせない。
なにげに時代を振り返るノスタルジー仕様だし。
対象年齢広い作品ですね。
子供は素直に楽しめて、大人が悲しくなる作品。
点数は64点。
コメディって邦画で一番切ないジャンルです。
笑いの陰に隠れたものがなんとも言えないっす。
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